露谷川下流域の水田地帯に所在しています。今回の調査では、古代山陰道の一部と思われる道路盛土を検出し、さらに盛土内から敷葉・敷粗朶工法を確認しています。出土遺物は縄文土器や弥生土器、土師器、須恵器等のほかに木製品や木製祭祀具も出土しています。

調査地周辺(北西上空から)

調査地周辺(北西上空から)

敷葉・敷粗朶工法(北西から)

敷葉・敷粗朶工法(北西から)

遺跡名 善田傍示ヶ崎遺跡
所在地 鳥取市青谷町善田地内
調査期間 令和3年7月13日~令和3年11月2日(現地調査)
調査面積 360㎡
遺跡の種別 交通遺跡、祭祀遺跡
主な時代 古代
主な遺構 古代山陰道の道路盛土、杭列、石敷き状遺構
主な遺物 縄文土器、弥生土器、土師器、須恵器、陶磁器類、土製品、石製品、木製品、木製祭祀具(馬形)
特記事項
文献 『善田傍示ヶ崎遺跡』2022年12月刊行予定