調査を実施した浜坂遺跡は鳥取市浜坂に所在し、調査地は鳥取市立浜坂小学校西側の教職員用駐車場にあたる。調査の結果、古墳時代以降の遺物包含層と近世以降の土坑1基と溝状遺構1条を検出した。
調査地遠景(北上空から)
調査地全景(上空から)
遺跡名 | 浜坂遺跡 |
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所在地 | 鳥取市浜坂 |
調査期間 | 令和2年9月10日~令和2年11月6日(現地調査) |
調査面積 | 322㎡ |
遺跡の種別 | 集落 |
主な時代 | 古墳時代以降(遺物包含層)、近世以降 |
主な遺構 | 土坑、溝状遺構 |
主な遺物 | 須恵器、土師器、陶磁器、窯道具 |
特記事項 | 浜坂遺跡が所在する鳥取市浜坂の南側には袋川が流れ、千代川に合流し日本海へ注いでいる。浜坂遺跡の周辺には、弥生時代から中世に至る大規模な複合遺跡として知られる秋里遺跡を始め、13世紀の鋳造と鍛冶の生産遺跡とされる円護寺坂ノ下遺跡や多種多様な副葬品が出土している浜坂横穴墓群等の数多くの遺跡や古墳が所在しており、調査地の周辺は古くから人々の生活の場として重要な役割を果たしていたことが考えられる。 |
文献 | 『浜坂遺跡』 2021年3月刊行 |