河原町佐貫、宇戸川右岸の山裾、標高47.5mの水田部に所在する。上部を圃場整備などで削平を受けるが、検出した掘立柱建物2棟以外にも建物が山裾の傾斜に沿うよう複数棟建っていた可能性がある。縄文時代とみられる落とし穴も見つかった。
調査地遠景(南西上空から)
掘立柱建物跡SB-01検出状況(北西から)
遺跡名 | 佐貫黒田遺跡 |
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所在地 | 鳥取市河原町佐貫 |
調査期間 | 令和2年7月27日~令和2年9月28日(現地調査) |
調査面積 | 850㎡ |
遺跡の種別 | 集落 |
主な時代 | 縄文時代、弥生時代後期、古墳時代後期、近世・近代 |
主な遺構 | 落とし穴、掘立柱建物跡、土坑、ピット |
主な遺物 | 弥生土器、土師器、須恵器、陶磁器 |
特記事項 | 弥生時代後期の掘立柱建物跡。 |
文献 | 『佐貫黒田遺跡』 2021年3月刊行 |