2023.8.3

博物館実習 ①資料整理

7月27日(木)から博物館実習が始まりました。

 

博物館実習は、学芸員を目指す学生が博物館に実習生として参加し、学芸員の業務について学ぶ実習です。

 

やまびこ館では、展示やバックヤードの見学に始まり、休日のイベント対応や資料の取り扱いや整理、保存など実践的な内容についての実習が行われました。

その内容について、いくつかご紹介します。

やまびこのわ_山根_写真1

収蔵品を収める箱を作成している様子です。この箱は、収蔵品の劣化の要因になりにくい中性紙が利用され、箱の側面が二重になる作りをしています。しっかりとした素材と複雑な作りで、作成には一苦労しました。

やまびこのわ_山根_写真2

 

資料の整理について教わっている様子です。収蔵資料を管理することは博物館にとって重要な業務です。実習では、実際に江戸時代の資料を用いて古文書の資料整理について学びました。資料の現状を記録し、表題などの要素を抽出して表に記入して、目録作成していきます。現状記録と目録の作成は、古文書に限らず、あらゆる資料に共通する基本的かつ重要な作業です。

 

この記事も実習の一環として作成しています。やまびこ館では学芸員の方が博物館の広報も行っておられ、今回はその業務を体験させていただきました。

 

今回紹介した資料整理や広報の業務の他にも、実習では展示企画やイベントの対応など様々なことを体験しました。イベント(地図づくり教室)の様子については、『博物館実習 ②「地図づくり教室」』にて紹介してあります。ぜひそちらもご覧ください。