2018.5.13

久松山VS太閤ヶ平

5月5日のこどもの日に、やまびこ館では、「山登りで合戦!?久松山VS太閤ヶ平」というイベントを開催しました。

 

このイベントは、太閤ヶ平に登って、天正9年(1581)に羽柴秀吉が陣地とした本陣山と、吉川経家が籠城した久松山の間で、どの程度人の動きや発した音声が届くかを愉しみながら体験(?)するイベントでした。

 

近年、国史跡の鳥取城は、城跡保護のため植栽を剪定しており、久松山の山頂も石垣の保護のために生い茂っている木々が整理されています。

そのため、久松山山頂が太閤ヶ平からかなり見通せるようになったため、やまびこ館ではこの二つの山頂を利用してイベントをしてみよう、ということになりました。

 

イベント参加者の方には太閤ヶ平にまつわるクイズを解きながら、太閤ヶ平に登って頂き、さらに鳥取市教育委員会の方に同行して頂いて、太閤ヶ平の史跡の解説もして頂きました。

 

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一方、その間、久松山では職員が登ってイベント準備。太閤ヶ平から見てもらうための鯉のぼりや、山頂同士でじゃんけんをするための旗(絵柄は見えないのでグー・チョキ・パーの色を決めて3色の旗を用意)などを持って上がりました。

山頂でのイベントのために、拡声器や旗を付けるための物干し竿4本、鯉のぼりなどを持って久松山の山頂をめざしました。物干し竿を槍のように担いでの登山はかなり目立ちました(笑)

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おそらく、久松山を登った職員が、一番、「久松山VS太閤ヶ平」の体験(雑兵体験)をしていた様な気がします(笑)

 

 

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風が吹くとキレイに鯉のぼりがたなびきましたが、結構元々、鯉のぼりも物干し竿も手持ちで振る物ではないので、結構重かったですが、思いがけず山頂で鯉のぼりに遭遇した久松山の登山者の方には好評でした。

 

因みにイベント参加者の方々が山頂に着くまでに、久松山組は、市街地に向けて鯉のぼりを振ってみました。そして鳥取県庁の裏の通りの辺りで待機していた職員に写真を撮ってもらいました。写真の右上の辺りに鯉のぼりが見えるでしょうか。

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太閤ヶ平組が山頂に着いた後、旗を使ってじゃんけんをしました。拡声器を使って大声で「じゃーんけーん、ほい!」と発すると同時に、予めグー・チョキ・パーを割り当てた旗を上げて、じゃんけんをしました。

そして最後は歴史通りに久松山が白旗を揚げて降参をして終了しました。

 

やまびこ館では、今後も一風変わった(?)イベントを準備していきます!

是非、ご参加ください!