石舟古墳は、6世紀末から7世紀初期頃に築造されたと推定される直径10mの円墳です。
横穴式石室の玄室には凝灰岩で造られた縦1.5m、横1m、深さ55cmの家形石棺が安置されています。
この古墳は新井(にい)集落にあり、二位の尼である平清盛の妻 平時子の墓と伝えられています。また、この古墳から約2kmの場所には平時子の孫である安徳天皇の墓として伝えられている岡益の石堂があります。
新井集落へは車で進むことができません。案内板に従い徒歩で移動していただくことになります。途中、雑木林の斜面を進むことになりますのでご注意ください。
集落内を進んでいくと「石舟の館」があり、石室の模型を見ることができます。さらに進むと手動式の柵があり、そこから150mほど雑木林の斜面を進んでいただきます。雑木林の中ある砂防ダムの横を抜けてさらに進むと石舟古墳に到着します。
<新井集落から石舟古墳までの経路>
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