2024.12.22

この女性の視線の先には何が

あなたは、この写真がいつのころに撮影されたものだと思いますか?

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この写真は、大正10年(1921)8月12日に撮影され、「渡舟を待つ」というタイトルがつけられています。

どことなく緊張気味に視線を向けているように見える女性は当時19歳、鳥取市立川町四丁目に暮らしていました。撮影者は、高田鉄夫という当時24歳の男性教員で、この2人は翌年に結婚し夫婦となります。

この写真の前後に撮影された写真の内容から、これは千代川河口の東岸から賀露に渡るための渡し舟を待っているときに撮影された写真であることが分かっています。

 

鳥取市歴史博物館令和6年度企画展「写真展 百年前の鳥取 若き男性教員の視点」では、このような写真を140点ほど展示、100年前の鳥取を紹介しています。

 

ぜひ、ご来館ください♪