只今開催中の「やまびこ館ってどんなとこ　学芸員イチオシ　名？迷？品展」では、「名品」は勿論ですが、チョット変わった「迷？品」も出品しています。

 

　さて、この画像は何でしょうか？　なんとなくモダンなデザインなので昭和30～40年代頃の家電製品にようにも見えますが、実は昭和初期（！）の「アイスクリーム製造機」です。驚くほどモダンなデザインですね。

 

　ところで、6月4日まで鳥取県立博物館でイギリス人陶芸家のバーナード・リーチ展を開催していましたが、そのリーチさんが昭和10年2月20日に鳥取で料理講習会を開催したという記録が残っています。

それは、カレーライスをメインにしたイギリスの家庭料理のコースメニューなのですが、そのデザートはバナナ・アイスクリームだったと記されています。私は以前から、そんな時代に家庭の主婦に料理講習をするのに、アイスクリームをどうやって作ったのか不思議に思っていたのですが、このような手軽な機械があったということ知り驚きました。リーチさんはおそらくこのような機械を使ってアイスクリームを作ったのだろうと思います。

一つ謎が解けました。

 

（ＫＩＴ）