原画展タイトル

常設展示室で上映している『鳥取城をめぐる世界』の原画(切り絵)を、映像のセリフと共に紹介します。また、切り絵の場面に関係した解説も付けています。

 

常展・天正9年01 天正9 年(1581)夏、織田信長の先鋒として羽柴秀吉が2 万もの軍勢を率いて因幡国に攻め込んできました。
【解説】

羽柴秀吉は前年の天正8年に、山名豊国が守る鳥取城を攻め、和睦を行いましたが、織田方との和睦に反対する因幡の武士たちと豊国は対立してしまいます。そして、豊国は鳥取城から出てしまいました。そこで、羽柴秀吉は再び因幡攻めを開始します。

 

 

常展・天正9年02 秀吉に忠誠を誓いその保護に入る村もあれば、食料などを奪われ武装してはむかう村、一揆を結ぶ村もありました。

しかし次第に秀吉の軍勢に追い立てられ、多くの村人や雑兵(ぞうひょう、身分が低く直接仕官していない兵卒)達が鳥取城に逃げ込みました。

【解説】

再び対決姿勢を示した因幡の武将たちですが、国内の村落の対応は様々でした。

八上郡一帯では大規模な一揆を結んで抵抗を試みたとされていますが、その一方で、弓河内村(現・鳥取市河原町弓河内)などは天正8年段階から羽柴勢への無抵抗を決め、保護されました(「北村家文書」)

 

次へ→

 

 


 

  • 本コンテンツのご利用につきましては、自己責任でお願い致します。
  • 本コンテンツのご利用に際して、ご使用のPC、画像・PDF表示ソフトなど、閲覧者様側の動作環境や設定に関わるご質問についてはお答えできません。
  • 本コンテンツに利用している画像につきましては、個人でのご利用に限り、商業利用を禁止します。また画像の転用(SNS等での発信、ブログ掲載、論文、書籍への掲載等)につきましては、商業行為に該当しなくても当館への申請が必要になります。次ページ以降に使用している切り絵の画像も同様です。