2019.5.1

おうちだにアカデミーはじまる

今年のゴールデンウィークはなんと10連休!皆さんいかがお過ごしでしょうか。やまびこ館はこの連休中、休館日はありませんので、ぜひお立ち寄りください。

 

アカデミー4月

連休初日の4月27日(土)、今年度のおうちだにアカデミーの第1回、「鳥取平野の古墳~近年の調査成果からみた鳥取平野の古墳時代~」がありました。講師は県立公文書館県史編さん室の東方仁史さんでした。鳥取平野では、たくさんの古墳が発掘されていますが、これまで平地に築かれた古墳はひとつも見つかっていないそうです。なんとなく古墳と言えば小高いところにあるイメージでしたが、鳥取の特色だったとは。言われてみれば、大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)は平地ですよね。

 

県史編さん事業のなかでは、空からの測量調査と解析により、これまではっきりしなかった大型古墳の姿も浮かび上がってきたそうです。確かに、前方後円墳のかたちがあらわに!近年の鳥取西道路や姫鳥線などの建設にともなう調査や、技術の進歩、そしてこれまでの調査の再整理により、研究が着実に進んでいることが分かりました。2020年3月には、これらの成果をもとに、新鳥取県史資料編考古2「古墳時代」が刊行されるそうです。楽しみですね。

 

ほかにも興味深いお話の数々を聞かせて頂き、今年度のアカデミーも、素晴らしいスタートを切ることができました。東方さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

 

 

おうちだにアカデミーは、毎月第4土曜日(12月と来年3月のみ第3土曜日)実施します。来月5月25日は「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」と題し、県立公文書館県史編さん室の西村芳将さんにお話頂きます。どうぞお楽しみに!

 

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