雨が続き、太陽の恋しい季節ですが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

鳥取市歴史博物館では、現在、第63回麒麟のまち鳥取市美術展受賞作品展×放哉を書くを開催中です。今回も担当学芸員が選んだ作品を紹介していきたいと思います。

今日ご紹介するのは、洋画部門で市展賞を受賞された川戸宏司さんの「16時05分」です。雪がまだ残る田んぼや山から、まだ寒さが残る季節であることがわかります。そして秀逸な光の表現により、暮れなずむ景色が見事に描かれています。そう、まさに寒さの残る季節の16時05分頃の光景です。絵画としての素晴らしさもさることながら、タイトルを初めて見た時、思わず「なるほど」と言ってしまいました。オススメの作品の1つです。

このほかにも素晴らしい作品が数多く展示されています。この機会にぜひ、やまびこ館まで足をお運びください。