現在、鳥取市歴史博物館では、特別展「鳥取藩主池田家の養子たち」を開催中です。
その最終日である19日(日)に、イベント「資料にふれる」を開催いたします。
このイベントは、展示ケース越しではなく、間近で古文書や絵巻物などの資料をご覧いただくもので、今回メインとなるテーマは「殿さまのサインと家紋を見てみよう!」です。
池田家歴代当主が、家臣たちに与えた領知判物という文書があります。これは藩から家臣たちへ土地を宛がったことを証明する文書で、殿さまのサイン(花押)が大きく押されています。当時の花押(サイン)は、花押型と呼ばれる、スタンプのようなものを捺して縁を取り、中を墨で塗って仕上げました。今回は歴代藩主の領知判物を一堂に紹介します。
また鳥取城で実際に使われた瓦も紹介します。鳥取城の瓦には、池田家の家紋である揚羽蝶と、徳川将軍家の家紋である葵の紋章の2種類が主にありますが、なぜ同じ池田家で2つの家紋が使われたのでしょうか。その謎解くカギは、今回の特別展「鳥取藩主池田家の養子たち」の中でも紹介している、とある人物にあります。今回はその辺りの事情を含め、池田家の家紋についても紹介します。
なおこのイベントと並行して、14時から「鳥取藩主池田家の養子たち」のギャラリートークも開催します。こちらは池田家について養子という切り口からその歴史を紹介します。
また「資料にふれる」は、14時以降は資料を入れ替えて実施します。
池田家にご興味のある方は、「資料にふれる」からギャラリートークをハシゴするのも良し、引き続き「資料にふれる」にご参加頂き、他の資料を間近で見るも良し、です。
しかも19日は全館入館無料です!いずれのイベントでも池田家について知る上で重要なお話をさせて頂きますので、皆様、この機会にぜひやまびこ館まで足をお運びください!