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因州和紙とは
因州和紙について
因州和紙の歴史は古く、その起源は特定されていませんが、少なくとも、おおよそ1300年昔から、紙すきに適したこの土地で、和紙が作られていたことには間違いありません。
因州筆切れず
「いくら書いても筆先が傷まず、墨のかすれがなく長く書ける」。この2つの意味から名付けられた「筆切れず」高品質の書簡用紙の名称です。因州地方では紙今でも多くの書道半紙、画仙紙を生産しています。
和紙の原料
和紙の主な原料は楮、三椏、雁皮。この3種の中から目的の和紙に適した原料を選び、それぞれの木の皮(靱皮)から繊維を取り出し使用します。
楮(こうぞ)
繊維が太く強靭で強度が求められる和紙の代表です。障子紙をはじめ奉書紙、表具紙など幅広く使用されます。
三椏(みつまた)
細く柔軟な繊維で和紙としては光沢があり、印刷に適しています。日本の紙幣をはじめ、かな用書道半紙、美術工芸紙などに使用されます。
雁皮(がんぴ)
繊維が細く短く光沢があるのが特徴です。美術用修復和紙などに使用されます。